椅子は

巷では椅子が結構流行っているらしいので、椅子についての本を読む。
特に男が椅子について興味があるみたいだけど、椅子もある意味ヴィークルだからな。

一脚の椅子・その背景―モダンチェアはいかにして生まれたか

一脚の椅子・その背景―モダンチェアはいかにして生まれたか

これはおもしろい。一番おすすめかな。
デザイナーごとにそれぞれの代表的な椅子を紹介しつつ、その背景にあるものを解説していく。
何がいいって、日本のデザイナーが色々載ってるとこ。
柳宗理はみんな知ってるだろうけど、長大作、新居猛、剣持勇渡辺力などの日本人デザイナーにページが割かれている。しかもみんな結構なおじいちゃま。こういう世代もあったのか。

父の椅子 男の椅子 (建築家宮脇檀・名作椅子コレクション)

父の椅子 男の椅子 (建築家宮脇檀・名作椅子コレクション)

これは宮脇檀っていう建築家の娘が、父親の思い出とともに椅子を紹介していくって本。
宮脇檀は椅子のコレクターで2、300の椅子を持ってたらしい。ダイニングの椅子もそれぞれ違った椅子だとか。こんな家いいよな。
面白かったのは、椅子の価値が分からなかった娘が初めてMOMAに行くと、そこに家にある椅子がいくつもあったってこと。
そういや、MOMAがリニューアルオープンだってね。誰か行こうぜ、ちょっと遠いけどさ。

ハーマン ミラー物語 イームズはここから生まれた

ハーマン ミラー物語 イームズはここから生まれた

これはハーマン・ミラーって会社の本。この会社は誰でも知ってるイームズの家具を作ってるとこ。作者が渡辺力なんだけど、上で出てきた人だな。この本自体は最近出た本だけど、元となった連載は1970年代のなんだって。今じゃ、誰でもイームズ知ってるけど70年代のこれを読むと感慨深いものがあるな。