読書 

 ってほどじゃないんだけど、本屋で「ダヴィンチ」を立ち読みした。「ダヴィンチ」は、まあ、つまらない雑誌なんですよ。でも、宮台の連載だけは欠かさず立ち読みしている。その連載は映画の批評なんだけど、今回は、「殺人の追憶」と「ミスティック・リバー」についてだった。とりあえず、この作品についてはおいておく。

 そして、いつものように怪しげな切り口で書き始めるわけです。フツーの映画についての文章とは違って、そこがおもしろいわけです。確か今回は「社会学者のニコラス・ルーマンはこのように言っている」って感じで書き出していたと思う。その内容は、車の運転者と助手席に座っている者は同じ風景を見ている。しかし、この二人は明らかに違う立場である。運転者は自分の思い通りに運転することができるが、助手席の者はその運転者の意思に身を任せてるということ。つまり、助手席の者は運転者が見た風景を追体験してるってことです。

 ああ、クソ。俺も運転者にならないとなー。これだけじゃ、何を言ってんのか分かんないだろうけど、ムカツクわ。この意味は本屋で立ち読みでもして、確認してくださいな。